「こんなんじゃ全然ダメだ」「まったく話にならない」「もっと頑張らないと、どうにもならない」……
ミスや失敗をしたとき、必要以上に自分を厳しく責める人がいます。もしかしたら、あなたもその1人かもしれません。
叱咤激励……。そう言えば聞こえはいいですが、早い話が、自分で自分自身にダメ出しをしています。
ダメ出しをされて、うれしい人などいません。たとえ自分がするのであっても……。程度にもよりますが、自信喪失、自己肯定感の低下につながっていきます。
すべての「ダメ出し」が悪いわけではありません。必要なものも効果が得られるものもあります。
それは、フィードバックにつながるダメ出しです。相手から出された厳しい指摘や改善要求を試行錯誤しながら取り入れていけば、より素晴らしいものができるし、うまくいくようになります。
とは言え、自分にダメ出しをする場合は、そうまくはいかないものです。自分自身を客観視するのは難しいので、的確な指摘や改善要求までにたどり着けません。
どうしても自分を追い込んでしまう厳しい言い方になってしまいます。自分へのダメ出しは、「百害あって一利なし」です。
すればするほど、自分が傷ついてしまいます。すればするほど、自分自身が疲弊していきます。
うまくいかないときは、自分にダメ出しをしてはなりません。そもそもダメ出しをしたくなるのは、真面目に一生懸命取り組んでいる証拠です。自分にダメ出しをするあなたは、頑張っている人です。
頑張っているのにうまくいかないから、ついつい自分にダメ出しをしたくなってきます。
自分にダメ出しをするのは、真面目に一生懸命やっている人の悲しい性です。自分にダメ出しをしている限り、成功しそうなものもうまくいかなくなります。
うまくいかないことが続いたとしても、やり直せばいいだけです。やり直す度に、少しずつマイナーチェンジをしていけば、前進していきます。
これを繰り返していけば、そのうちうまくいくようになるものです。
(朝の独り言⭐︎)
今年は、明日の午前中まで診療です。今年を振り返ると、歯科の分野、出版の分野においても成果のあった一年でした。ある意味、色々なことがたくさんあり、記憶してないくらいです。明日の半日、しっかり診療したく思います。