自分磨きをする――。よく聞くフレーズですが、何をすればいいのかを理解している人はそれほど多くありません。
「これをやればいい」と自分なりの解釈をして、それを実行している人が多いのが現実です。
エステに通っている……。それは、自分磨きです。
精神を修養するために、座禅を始めた……。それも、自分磨きです。
哲学書を読むようになった……。
これも、自分磨きに相当します。
「なんでもアリなんじゃないの?」
こう思った人がいるかもしれませんが、それは違います。
自分磨きには、原則があります。先に挙げた3つは、たまたまそれに該当していただけです。
その原則とは、アタマ・ココロ・カラダのすべてを整えていくことです。これが、本当の自分磨きです。従って、先ほどの例は、自分磨きのごくごく一部を実行しているにすぎません。
エステに通って、カラダをシャイプアップする。座禅をして、ココロを鍛錬する。哲学書を読んで、アタマを鍛え上げていく――。
これらすべてをすることで、初めて自分磨きをしたことになります。
そのうちの1つしかやらないようでは、自分磨きもどきで終わってしまいます。
自分自身は、アタマ・ココロ・カラダの3つで構成されています。3つすべてを整えるのは、当たり前のことです。
そのうちの1つだけを磨くのは悪いことではありませんが、さびしいことです。それは、ほかの2つを疎かにしていることにほかなりません。
こう言うと、ドキッとした人もいるのではないでしょうか。
1つだけを整えている人は自己満足しているにすぎません。エステに通ってカラダをシャイプアップすることで自分磨きをしている、そんな自分自身に酔っています。
座禅をする自分、哲学書を読む自分も同じです。せっかくアタマ・ココロ・カラダのどれか1つを整えているのなら、もう1歩、2歩進んでみるべきです。
本当に自分自身を磨いていくのなら、アタマ・ココロ・カラダのすべてを整えなければなりません。その3つをすべて磨いている人が、本当の意味で「自分磨き」をしている人です。
(朝の独り言☆)
今日は、朝から分刻みのスケジュールでした。本当に充実した時間でした。仕事は、誰とするかが本当に大切だと思います。