2022.8.21.

自己犠牲と成長を混同しない、、、

「あの人が喜んでくれる」「あの人の力になりたい」「あの人をもっと押し上げたい」……

このように誰かのために行動するのは、とても素晴らしいことです。また尊いことです。

自分のためだと頑張れないけど、「誰かのため」にすると、どんなにつらいことでもやりきることができます。

「人のためになること」には、「どこにあったの?」と自分でもビックリするくらいのエネルギーが湧いてきます。

このことは、すべての人に当てはまります。どんなに自己中心的な人にも、「他者のために」という思考は少なからずあるものです。

誰かのために行動するのはいいことではありますが、気づかぬうちにエアポケットに入ってしまう危険性も少なからず存在します。他人のための行動のすべてがいいわけでもありません。

こう言うと、「矛盾している!」と抗議をしにくる人もいそうです。

この「あの人のために」は、諸刃の剣。プラスのことがなくても、極端なことを言うと犠牲ばかり大きくなっても、そう思うことで自分自身を納得させてしまいがちです。

自分1人が頑張れば(耐えれば)、「あの人が喜んでくれる」と結論づけて、つらく大変なことをいつまでも続けていきます。これは、完全なる自己犠牲。

確かにその行動があの人のプラスになるとしても、頑張っている人が「犠牲」になっていい理由などありません。もし「それでもいい」と考えているのなら、たんに誰かのためにつらく大変なことをしている自分自身に酔っているだけです。

そんなことをしても、あの人が喜ぶはずがないにもかかわらず、「私はもうどうなってもいい……」と、さらに自分自身に犠牲を強いるようになります。それは、あの人を悲しませることにほかならないのに、気づかないフリさえしています。

もし「あの人の役に立ちたい」のであれば、たとえつらく大変なことをするにしても、自分自身が成長するやり方を模索すべきです。

誰かのためにする行動で自分自身も大きく成長し、ステージアップできるとすれば、何よりあの人も喜び、かつ感謝してくれます。

あの人のプラスになり、自分自身も成長する――。まさに「WIN-WIN」です。

誰かのために行動するのは素晴らしく尊いこと。そういう行動をするのであれば、自分自身を犠牲にするのではなく、成長するやり方を徹底すべきです。

自己犠牲と成長を混同してしまっては、誰かのためにどんなにいいことをしたとしても、結局は自分自身を虐げることになってしまいます。

(朝の独り言)
今日は朝から、コーチング、Live講演、KADOKAWA出版打ち合わせと分刻みのスケジュールになっています!オンラインLive講演では、ランチ会付き30日音声プログラム、ワーク付を紹介しています。僕自身、ある方の一年間音声プログラムを受講をしていますが、凄く勉強になります。音声を聴きその学びを周りに話すと、凄く学習効果が高くなります。今回は30日音声と課題で、全ての課題を提出したらランチ会に参加できるという流れになっています。今日のLive講演の再放送で紹介あるかと思います。