2020.7.20.

身につけた能力を眠らせない、、、

 何かしらの優れた能力を持って生まれた人は、1人もいない……。そう言っても、過言ではありません。
何かができるという能力は、すべて後天的に獲得したものです。決して先天的なものではありません。
読む・書く・話す・聞くという能力も、計算能力も、走る能力も、すべて生まれてから何年かして身につけたものです。
自ら積極的に身につけたものもあれば、誰かに強制的にやらされたものもあります。
 いずれにせよ、それらの能力は生まれたときにはなかったものです。
潜在的に持って生まれた部分はあるにしても、身につけようとしなければ、いつまで経っても花開かないままです。蕾のままで終わる可能性も「ゼロ」とは言えません。
 どんな能力でも、1人1人が生まれて何年かしてから身につけたものです。自主的であれ強制であれ、誰もが何かしらの能力を身につけられるのですから、それをせずにいるのは、もったいないことです。
何を身につけるのか、またどのように活かしていくのかは、人それぞれです。あなたはこれまでに多くの能力を身につけています。
その身につけた能力をもっともっと活かしていくことで、あなたという人間の可能性も広がっていきます。
 あなたが身につけた能力はどんなもので、すでにどれくらいあるでしょうか。
自分で「これはうまくできる」と思ったものや、「ほかの人から『うまいね』『上手だね』と言われたものが、まさにあなたの能力です。すでに十分すぎるほど、あなたは身につけているのではありませんか。
 それをこれからどのように活かしていくかは、自分で考えていきます。うまく活かしていけば、あなた自身の活躍できるフィールドがもっともっと広がっていきます。
 もしかしたら長い間、使わずにいてホコリをかぶっているものもあるかもしれません。そういう能力こそ、ほかのものと組み合わせたりかけ合わせたりすると、思っている以上の効果を発揮するものです。
 あなたの中には、すでにこれまで身につけてきた、たくさんの能力があります。それを使わずに、まるで押し入れの奥にしまったままにしているのは、本当にもったいないことです。
能力を眠らせたままでは、あなたの可能性を広げるチャンスを失ってしまいます。