2017.12.13.

小さなことを真剣にやる、、、

神は細部に宿る。大事の前の小事……。

どんな小さなこともイヤがらずに、しっかり取り組むことの大切さを説く言葉はいくつかあります。そういう言葉が人口に膾炙するのは、やはり小さなことを疎かにする人が多いからでもあります。

小さなことは、全体のごくごく一部です。なかには、なんのためにあるのか分からないものもあるかもしれません。

「こんなのは、あってもなくてもいい」「これは意味ないよなぁ」「別にやらなくたっていいよね」……
そう思ってしまったが最後、決して真剣に取り組むことはありません。

いいかげんにやったり手を抜いたりして、済ませてしまいます。

それは、しかるべき人が見れば、「手を抜いたな」と、一発で分かってしまうものです。見破られたほうは「なんで分かったんだろう?」とあっ気にとられますが、「アタマ隠してシリ隠さず」です。

その手を抜いた痕跡は、しっかり残っています。たとえごくごく一部ではあっても……。

一部とは、取るに足らないことでもワン・オブ・ゼムでもありません。それは、ものごとのすべてに通じています。

じっくり見れば、全体が分かってしまうもの――。それが、一部です。

一部とは全体であり、全体とは一部である。禅問答のようですが、これは真実です。

一部は、全体が凝縮されています。

反対に、全体は一部を反映します。

両者はこのように通じ合っているので、たとえ一部を見ただけでも全体が分かってしまうのです。

このことを本質的に知っている人は、どんなに小さなことも疎かにせずに取り組みます。

その一部を真剣にやるから、全体のクオリティーを担保します。もしその一部を「どうでもいいや」と疎かにしたら、全体のクオリティーは低下してしまいます。

一事が万事。「この一部をしっかりやろう」とする人は、結果として全体を高いクオリティーでまとめることができます。いわゆる「できる人」は、どんなに小さなことも疎かにせずに、ほんの一部でも真剣に取り組みます。

できる人の仕事ぶりは、どこを取っても、ムリムダムラがありません。それは、「一部が全体を表す」ことをよく知っているからでもあります。

(朝の独り言)
寒くなりましたね!風邪などひいていませんか?今週は、隙間なくらいのスケジュールです。まさに時間管理の力の見せどころです。